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『ある職工の手記』
ふりがな文庫
『
ある職工の手記
(
あるしょっこうのしゅき
)
』
私の家はどういふわけか代々続いて継母の為に内輪がごたくさした。代々と云つても私は自分の生れない以前のことは知らぬが、父の時代が既にさうであつた。父は早く実母に死なれて継母にかゝつた。その継母に幾人もの男の子が出来て、父は我が家にゐるのが面白 …
著者
宮地嘉六
ジャンル
文学 > 日本文学 > 小説 物語
初出
「改造」1919(大正8)年9月号
文字種別
新字旧仮名
読書目安時間
約44分(500文字/分)
朗読目安時間
約1時間13分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
骨
(
フレム
)
前
(
め
)
直
(
ぢ
)
止
(
とゞま
)
茂
(
もつ
)
問
(
き
)
霊魂
(
たませえ
)
去
(
う
)
宛
(
づつ
)
極
(
きは
)
虐
(
いぢ
)
好
(
え
)
空
(
あ
)
股引
(
もゝひ
)
虐
(
しひた
)
爺
(
ぢい
)
潜
(
くゞ
)
例
(
たと
)
拙
(
まづ
)
抱
(
かゝ
)
訪
(
たづ
)
訊
(
たづ
)
大
(
おほ
)
馳
(
はし
)
俥夫
(
しやふ
)
遂
(
つひ
)
僅
(
わづ
)
竈
(
かま
)
笑談
(
じようだん
)
紛擾
(
ふんぜう
)
継母
(
まゝはゝ
)
力
(
りき
)
蒼白
(
あをじろ
)
定
(
きま
)
田舎
(
ゐなか
)
甲冑
(
かつちう
)
痛
(
いて
)
此所
(
こゝ
)
此
(
こ
)
真鍮
(
しんちゆう
)
染
(
し
)
研
(
みが
)
一艘
(
いつさう
)
旧
(
ふる
)
故
(
ゆゑ
)
揷
(
はさ
)
繃帯
(
はうたい
)
手拭
(
てぬぐひ
)
或
(
あ
)
愛嬌
(
あいけう
)
悶着
(
もんちやく
)
荒挽
(
あらびき
)
屹度
(
きつと
)
屑
(
くづ
)
居馴
(
ゐな
)
尤
(
もつと
)
蒙
(
かうむ
)
小舎
(
ごや
)
小桶
(
こをけ
)
薬罐
(
やくわん
)
蝋燭
(
らふそく
)
鉋屑
(
かんなくづ
)
高尚
(
かうしやう
)
上衣
(
うはぎ
)
夕餉
(
ゆふげ
)
襦袢
(
じゆばん
)
傷
(
きずつ
)
儲
(
まう
)
鋲打
(
びやううち
)
飽
(
あく
)
供養
(
くやう
)
解
(
わか
)
唯
(
たゞ
)
妾
(
わたし
)
頑迷
(
ぐわんめい
)
予
(
かね
)
叩
(
たゝ
)
厭
(
いと
)
厄介
(
やくかい
)
其
(
そ
)
間際
(
まぎは
)
却
(
かへ
)
鎮
(
しづ
)
鍛冶
(
かぢ
)
直
(
す
)
窃
(
ひそ
)
稽古
(
けいこ
)
程
(
ほど
)
鋸切
(
のこぎ
)
祖母
(
ばあ
)
錆
(
さび
)
頻
(
しき
)
鼾
(
いびき
)
界隈
(
かいわい
)
馳
(
は
)
異
(
ちが
)
痕
(
あと
)
痩
(
や
)
附紐
(
つけひも
)
睨
(
にら
)