“居馴”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
いな50.0%
ゐな50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それでずるずるにやっぱり居馴いなれた喜久井町の家に腐れ着いていたのだ。
うつり香 (新字新仮名) / 近松秋江(著)
「機関兵と水兵とは何処でおえは見分ける。これはお前えには分るまい。」権八は私に云つた。彼は三四年も此の佐世保の土地へ居馴ゐなれてゐるので何かとくはしかつた。
ある職工の手記 (新字旧仮名) / 宮地嘉六(著)