“鼾”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
いびき98.2%
いび1.1%
いひき0.4%
いびさ0.4%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
さえかいて安々と何事も忘れたように見えた。産婆も、後から駈けつけてくれた医者も、顔を見合わして吐息をつくばかりだった。
小さき者へ (新字新仮名) / 有島武郎(著)
父はきをかかなかったかしら、——慎太郎は時々眼を明いては、父の寝姿をかして見ながら、そんな事さえ不審に思いなぞした。
お律と子等と (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
退き臥床に入ければ夜は深々降積る雪に四邊䔥然にての聲のみ聞えるにぞ建部の兩人は今や/\と窺ふお島は藤三郎を抱上小用連行持成座敷々々を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
それから世間で聞いて来た面白い話や、とても景気のいい私たちの未来の空想話をして、床に入ると思うと、いい気持ちそうにぐにをかきました。
扉の彼方へ (新字新仮名) / 岡本かの子(著)