“抱上”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
いだきあ40.0%
いだきあげ20.0%
だきあ20.0%
だきあげ20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
抱上いだきあげ今日より後は如何にせん果報くわはうつたなき乳呑子ちのみごやと聲をはなつてかなしむを近所の人々聞知りて追々おひ/\あつまり入來りくやいひつゝ吉兵衞に力を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
退き臥床ふしどに入ければ夜は深々しん/\降積ふりつもる雪に四邊あたり䔥然しめやかにていひきの聲のみ聞えるにぞばん建部たてべの兩人は今や/\と窺ふをりお島は藤三郎を抱上いだきあげ小用こよう連行つれゆくてい持成もてなし座敷々々を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
声を限りに叫ぶのを、男は軽々と抱上だきあげたまま元の部屋へ入ってドアを閉めてしまった。
劇団「笑う妖魔」 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)
自分も乙子を抱上だきあげつもりだったが、足下がきまらないので力が足らず、もういけないと思った時は、既に天井が落て来て、真暗になってしまった。
九月一日 (新字新仮名) / 水上滝太郎(著)