“抱茗荷”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
だきみょうが90.9%
だきめうが9.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
丁度九月十一日で、余程寒いから素肌へ馬の腹掛を巻付けましたから、太輪ふとわ抱茗荷だきみょうがの紋が肩の処へ出て居ります、妙な姿なりを致して
真景累ヶ淵 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
御定紋ごじょうもんは、たしかに抱茗荷だきみょうがのようでございましたね、抱茗荷ならば鍋島様でございます、佐賀の鍋島様、三十五万七千石の鍋島様のお通りだ」
大菩薩峠:17 黒業白業の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
ひもの色、高蒔繪たかまきゑ、いくらか似ては居りますが、よく/\見ると、まるつ切り違つた品で、金蒔繪きんまきゑで散らした紋も、鷹の羽が何時の間にやら抱茗荷だきめうがになつて、嚴重にした筈の封印もありません。