“だきめうが”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
抱明姜50.0%
抱茗荷50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
否、否、彼の黒絽くろろの羽織に抱明姜だきめうがの三つ紋ありしさへ、今に至つて予は忘却する能はざるなり。予は信ず。予が彼を殺害せんとするの意志を抱きしは、実にこの水楼煙火すゐろうえんくわを見しのゆふべに始る事を。
開化の殺人 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
ひもの色、高蒔繪たかまきゑ、いくらか似ては居りますが、よく/\見ると、まるつ切り違つた品で、金蒔繪きんまきゑで散らした紋も、鷹の羽が何時の間にやら抱茗荷だきめうがになつて、嚴重にした筈の封印もありません。