“金蒔繪”の読み方と例文
新字:金蒔絵
読み方割合
きんまきゑ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
お妙を殺したのは、この三十郎に間違ひもありません。その證據は楊弓の矢には金蒔繪(きんまきゑ)で一々私の名が『岡三』と描いてあります。さア、この私を、——私を縛つて下さい
銭形平次捕物控:315 毒矢 (旧字旧仮名) / 野村胡堂(著)
こゝに一夜(いちや)あけの春(はる)、女中頭(ぢよちうがしら)のおぬひ?さん(此(こ)の姐(ねえ)さんの名(な)未(いま)だ審(つまびらか)ならず、大方(おほかた)然(さ)うだらうと思(おも)ふ。)朱塗(しゆぬり)金蒔繪(きんまきゑ)三組(みつぐみ)の杯(さかづき)に飾(かざり)つきの銚子(てうし)を添(そ)へ、喰摘(くひつみ)の膳(ぜん)を目(め)八分(はちぶ)に捧(さゝ)げて出(い)で來(きた)る。
熱海の春 (旧字旧仮名) / 泉鏡花、泉鏡太郎(著)
紐(ひも)の色、高蒔繪(たかまきゑ)、いくらか似ては居りますが、よく/\見ると、まるつ切り違つた品で、金蒔繪(きんまきゑ)で散らした紋も、鷹の羽が何時の間にやら抱茗荷(だきめうが)になつて、嚴重にした筈の封印もありません。