“名”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
72.8%
なづ15.3%
めい6.5%
みょう1.4%
1.4%
なづく0.8%
みな0.3%
なの0.3%
にん0.3%
0.3%
0.3%
ナヅ0.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
佐吉さきちは、そのそばにってみますと、かごのなかには、らないような小鳥ことりがはいっていて、それがいいごえでないていました。
酔っぱらい星 (新字新仮名) / 小川未明(著)
然し、お蝶さんの家には「白」となづける大きな犬が飼われて居まして、この犬が非常に賢く、二人のよい友達になって居たのであります。
狂女と犬 (新字新仮名) / 小酒井不木(著)
その輕氣球けいきゝゆう飛揚ひやうして、だれか一二めい印度インドのコロンボ其他そのた大陸地方たいりくちほう都邑とゆうたつし、其處そこで、電光艇でんくわうていえうする十二しゆ藥液やくえき買整かひとゝの
みょうという語はその本来は少し不明になっておりますが、自分の考うるところによれば区別開墾地という意味であろうと思う。
名字の話 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
伊吹ノ城から遠からぬ近江国犬上郡の不知哉川いさやがわ田楽村でんがくむらで生れたので、名も“不知哉丸いさやまる”と、かりにけられた。
私本太平記:01 あしかが帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
京都の学校は明治二年よりもといを開きしものにて、目今もっこん、中学校となづくる者四所、小学校と名るもの六十四所あり。
京都学校の記 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
ここにその矢雉子の胸より通りてさかさまに射上げて、天の安の河の河原にまします天照らす大御神高木たかぎの神一五御所みもといたりき。この高木の神は、高御産巣日の神のまたみななり。
広津ひろつ編輯主任へんしうしゆにんでありました、乙羽庵おとはあんは始め二橋散史にけうさんしなのつて石橋いしばし便たよつて来たのです、その時は累卵之東洋的るいらんのとうやうてき悲憤文字ひふんもんじを書いてたのを、石橋いしばしから硯友社けんいうしや紹介せうかいして
硯友社の沿革 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
今日は五にんばかりで善四郎ぜんしろうさんへおまんまア喰いにかねえかというから、有難ありがてえッてんで往って見ると、一杯にふさがってゝ上も下もいけねえと云うので、是れから上手うわてへ往こうというのだが
だから、使つかうものが、こうしてあつちゃや、しる安心あんしんしてべることができる。たとえ、世間せけんにいくらまえのこえた陶器師とうきしでも、そのしんせつなこころがけがなかったら、なんのやくにもたたない。
殿さまの茶わん (新字新仮名) / 小川未明(著)
林房雄ハヤシフサオトイウ一陣涼風イチジンリョウフウニソソノカサレ、カレテナセルワザニスギズ。
創生記 (新字新仮名) / 太宰治(著)
然リト雖モ、愚子狂子、稀レニ良薬ヲウケテメズ、何ゾソノツタナキヤ。ココニ近代、一聖人ショウニンアリ、一巻ノ書ヲ作リ、ナヅケテ、「選択本願念仏集センジャクホンガンネンブツシュウ
親鸞 (新字新仮名) / 吉川英治(著)