“佐吉”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
さきち87.5%
きもち12.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
佐吉さきちは、そのそばにってみますと、かごのなかには、らないような小鳥ことりがはいっていて、それがいいごえでないていました。
酔っぱらい星 (新字新仮名) / 小川未明(著)
変死に違いありませんから、お役人方や親分さんの見えるまで、手を付けちゃならないと申しましたが、支配人ばんとう佐吉さきちが聴き入れません。
佐吉きもちのおかあさんは、やさしいおかあさんでありましたが、ふとした病気びょうきにかかりました。佐吉さきちは、夜昼よるひるしんせつにおかあさんの看病かんびょうをいたしました。
酔っぱらい星 (新字新仮名) / 小川未明(著)
うそはすぐそのかごにれて、毎日まいにち戸口とぐちはしらけられて、そこでいいこえしてさえずっていました。佐吉きもちは、このうえなく、うそをかわいがりました。
酔っぱらい星 (新字新仮名) / 小川未明(著)