“柱”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
はしら80.5%
4.9%
ばしら3.3%
ちゅう2.4%
1.6%
ちゆう1.6%
マスト0.8%
ぱし0.8%
ぱしら0.8%
コウラム0.8%
コラウム0.8%
バシラ0.8%
ポトー0.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
いよいよ、お妃さまがはしらにしばりつけられました。火がはやくも赤いしたをチョロチョロさせて、お妃さまの着物きものをなめはじめました。
それは、たしかに、二女に共通したものがあるのだったが、鼓村師にはせなかった。安坐の上に乗せた箏に、をたてながら
朱絃舎浜子 (新字新仮名) / 長谷川時雨(著)
逃げ、逃げて、治良右衛門は、場内一隅の小高き丘の上、大軽気球の繋留所へとかけ上り、繋留ばしらの前にスックと立った。
地獄風景 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
とたんに樹々の嫩葉わかばも梢もびゅうびゅうと鳴って、一点暗黒となったかと思うまに、一ちゅう巻雲まきぐもが、はるか彼方の山陰をかすめて立ち昇った。
三国志:05 臣道の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
今の我に歌のありやを問ひますななき繊絃ほそいとこれ二十五げん
みだれ髪 (新字旧仮名) / 与謝野晶子(著)
物靜ものしづかにつヽましく諸藝しよげい名譽めいよのあるがなかに、ことのほまれは久方ひさかたそらにもひヾきて、つきまへちゆうなほときくもはれてかげそでにち、はなむかつて玉音ぎよくおんもてあそべばうぐひすねをとヾめてふしをやまなびけん
暁月夜 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
「ところで、あの船室ケビンの前の白いマスト尖端さきへ、御主人が燈火あかりをお吊るしになったのは、度々のことではないですね?」
死の快走船 (新字新仮名) / 大阪圭吉(著)
「もう私は士族は駄目だという論だ。小諸ですこしほねぱしのある奴は塾の正木ぐらいなものだ」
岩石の間 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
「もし母さんが、僕を可愛かわいくって食べちまうっていうんだったら、きっとさきに、はなぱしらかじりつくだろう」
にんじん (新字新仮名) / ジュール・ルナール(著)
無名戦士の墓——コングレスコウラムの下。一九二二年十一月十一日以来、昼夜とろとろと燃えつづけている火。脱帽。
踊る地平線:04 虹を渡る日 (新字新仮名) / 谷譲次(著)
四角キャレだの馬乗りア・シュヴァルだの横断線トランスヴァサルだのコラウムだのダズンだのと色んな専門的な細部や
踊る地平線:09 Mrs.7 and Mr.23 (新字新仮名) / 谷譲次(著)
バシラと言ふのが、其である。いまだに、八本共に揃うてゐる。渡良の大島・渡良の神瀬カウゼ・黒崎の唐人神タウジンガミの鼻・勝本の長島・諸津・瀬戸・八幡の鼻・久喜の岸と、八个処に在る訣である。
雪の島:熊本利平氏に寄す (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
マテュラン・レニエ(訳者注 十七世紀初めの風刺詩人)の頃には、この居酒屋はポ・トー・ローズ(薔薇の鉢)と号していて、判じ物がはやる頃だったから、薔薇ローズ色に塗ったポトーを看板にしていた。