“門柱”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
もんばしら50.0%
もんちゅう37.5%
もんちう12.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
石の門柱もんばしらに鉄格子の扉が取り附けてあって、それが締めて、脇の片扉だけがいていた。門内の左右を低い籠塀かごべい為切しきって、その奥に西洋風に戸を締めた入口がある。
青年 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
引きちがいに立てた格子戸こうしどまいは、新しいけれど、いかにも、できの安物やすものらしく立てつけがはなはだわるい。むかって右手みぎて門柱もんちゅう看板かんばんがかけてある。
老獣医 (新字新仮名) / 伊藤左千夫(著)
まだ二時半前やつまへだのに、あをくあせた門柱もんちうつて、夕暮ゆふぐれらしく、くもぞらあふぐも、ものあはれ。
深川浅景 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)