“看板”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
かんばん98.3%
サインプレート1.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
翌日よくじつあさ番頭ばんとうは、そとて、ゆっくり看板かんばんようとしてあおぐと、あっ! とこえをたて、おどろきました。かれは、あわててうちへはいると
生きている看板 (新字新仮名) / 小川未明(著)
町の人たちは、あの馬鹿ばか甚兵衛がたいそうな看板かんばんをだしたが、どんなことをするのかしらと、面白半分おもしろはんぶん小屋こやへはいってみました。
人形使い (新字新仮名) / 豊島与志雄(著)
そのうちにおなじ住吉町の、人形町通りに近い方へ、写真屋のような入口へ、黒塗の看板サインプレートがかかって、それには金文字で川上音二郎としるされてあった。そして其処が奴のいるうちだと知った。
マダム貞奴 (新字新仮名) / 長谷川時雨(著)