“表看板”の読み方と例文
読み方割合
おもてかんばん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
一家そろってはたらき、そのはたらきを表看板おもてかんばんにして裏も表もなかった。たとえば小ツルのあだ名は「目っつり」といわれている。
二十四の瞳 (新字新仮名) / 壺井栄(著)
日本では何人とゆびを折られる築城ちくじょう地学家ちがっか、これくらいなことは、表看板おもてかんばんやじりをたたくことよりたやすいこと。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
わたしりあひに、御旅館ごりよくわんとは表看板おもてかんばんじつ安下宿やすげしゆくるのがあるが、あきのながあめ、陽氣やうきわるし、いやな病氣びやうき流行はやるとふのに、ぜん小鰯こいわしいたのや、なまのまゝの豆府とうふをつける。
湯どうふ (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)