“秋”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
あき75.5%
とき22.7%
トキ0.6%
しう0.3%
みの0.3%
アキ0.3%
ドオトンヌ0.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
先生せんせいが、あきになると、空気くうきむからちかえるのだといったよ。」と、いただきてんについていないと反対はんたいした子供こどもはいいました。
木に上った子供 (新字新仮名) / 小川未明(著)
同時に一兵たりといたずらに損ずべからざる御直臣じきしんの兵をば、より有為なときに備えておかねばなるまいと愚考いたした次第にござりまする。
新書太閤記:03 第三分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
カカルトキオモワザリキ、将星チントシテ、我今生コンジョウノ命スデニ終ラントスルヲ天ノ告ゲ給ウアラントハ。——謹ンデ静夜ヲ仰ギ、アキラカナル天心ニモウス。北極元辰ゲンシンモマタ天慈ヲ垂レ地上ノタンヲ聞キ給エ。
三国志:11 五丈原の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
大事と思ふ心も何時しか忘れて小夜衣の顏を見ぬ夜は千しうおもひにて種々しゆ/″\樣々さま/″\と事にかこつけ晝夜のわかちもなく通ひける實に若き者のおぼれ安きは此道にして如何なる才子さいしも忽ち身をほろぼし家産かさん
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
□三月上巳の節句とて往来し、艾糕くさもちを作ておくる、石竹・薔薇ろうさばら罌粟けしともに花咲く、紫蘇生じ、麦みのにじ始て見ゆ。
頒けて上げようと言ふ風神との約束に「今年のアキマツりに奉らむ……」と言つた用例を残してゐる。