“長田秋濤”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
おさだしゅうとう50.0%
をさだしうたう25.0%
をさだしうとう25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
黒羽二重くろはぶたえの紋付と云う異様な出立いでたちをした長田秋濤おさだしゅうとう君が床柱に倚り掛かって、下太りの血色の好い顔をして、自分の前に据わっている若い芸者と話をしていた。
百物語 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
前年護謨林ゴムりんに従事して居た長田秋濤をさだしうたう氏夫妻が住んで居たと云ふ林間の瀟洒せうしやたる一をくよぎり、高地にある三井物産支店長の社宅の楼上で日本食の饗応を受けた。
巴里より (新字旧仮名) / 与謝野寛与謝野晶子(著)
故人長田秋濤をさだしうとうが風流才子であり、仏蘭西語学者であり、護謨ごむ栽培家であつたのはよく世間に聞えてゐるが、それと同時に秀れた経済学者であつたのは、知らぬ人が多いやうだ。