“護謨林”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ゴムりん66.7%
ごむりん33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
護謨林ゴムりんを出て馬車に乗り、案内者となつてれた三井物産の支店員から、故長谷川二葉亭君の遺骸をこの地で荼毘だびして追悼会を開いた時の話を聞きなが
巴里より (新字旧仮名) / 与謝野寛与謝野晶子(著)
南洋の蛸狩はいかな敬太郎にもちと奇抜きばつ過ぎるので、真面目まじめに思い立つ勇気も出なかったが、新嘉坡シンガポール護謨林ゴムりん栽培などは学生のうちすでに目論もくろんで見た事がある。
彼岸過迄 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
其れから植物園附近のエコノミツク・ガアデンにはひつて護謨林ごむりんを見た。此処ここの栽培法や採収法は以前模範的と称せられたさうだが今は既に旧式に属して居る。
巴里より (新字旧仮名) / 与謝野寛与謝野晶子(著)
近年護謨林ごむりん𤍠の昂騰した頂上には当地の雑貨商中川某が百七十エエカアの林を三十六万円に売つたのを第一として二三万乃至ないし六七万円の奇利を博した者があつて
巴里より (新字旧仮名) / 与謝野寛与謝野晶子(著)