“乍”のいろいろな読み方と例文
読み方(ふりがな)割合
なが94.1%
たちま3.7%
たちまち0.7%
はじ0.4%
はや0.4%
0.4%
タチマ0.4%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“乍”を含む作品のジャンル比率
文学 > 日本文学 > 小説 物語5.6%
文学 > 日本文学 > 日記 書簡 紀行2.2%
文学 > 日本文学 > 評論 エッセイ 随筆0.7%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
そのものに脅えたような燃える眼は、奇異な表情をたたえていて、前になり後になり迷いながいてくるのであった。
廃墟から (新字新仮名) / 原民喜(著)
そこまで余裕のある思ひりが、二人の間につくかどうかが疑問であるとき、お涌の髪に手を入れてやりながいた。
蝙蝠 (新字旧仮名) / 岡本かの子(著)
しこうして二者の関係、電わずかにひらめけば、雷たちまち轟くが如く、霎時しょうじい発するあり。
吉田松陰 (新字新仮名) / 徳富蘇峰(著)
たちまち有りて貫一のまなこ慌忙あわただしもとむらん色をして、婦人のうつむけるをうかがひたりしが、
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
セヰルラの剃手とこやの曲の爲めに登場する俳優は、たちまちち去り乍ち來り、演戲のその心をみださゞること尋常よのつねの社交舞に異ならず。
「十一日。晴。たちまちあられ。朝四時夏島出帆。夜九時頃羽州秋田近海へ碇泊。」
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
楊岐乍住屋壁疎 楊岐ようぎはじめて住するや屋壁おくへきまばらにして
僧堂教育論 (新字新仮名) / 鈴木大拙(著)
倭国獣あり牛のごとし、山鼠と名づく、また大蛇あり、この獣を呑む、蛇皮堅くしてるべからず、その上孔あり、はやく開き乍く閉づ、時にあるいは光あり
これを以て、或は君父きみかぞしたがはずして隣里さととなりたがふ。
大和古寺風物誌 (新字新仮名) / 亀井勝一郎(著)
タチマチニシテ島原ノ妓楼廃止セラレテ那ノ輩這ノ地ニ転ジ、新古互ニ其ノ栄誉ヲ競フニオヨンデ、好声一時ニ騰々タルコトヲ得タリ。(中略)現在大楼オオミセト称スル者今其ノ二三ヲ茲ニ叙スレバ即曰ク松葉楼(俚俗大松葉ト称ス即創立松葉屋是也)曰ク甲子楼(即創立大黒屋是也)曰ク八幡楼、曰ク常盤楼、曰ク姿楼、曰ク三木楼等、維們コレラ最モ群ヲ出ヅ。
上野 (新字新仮名) / 永井荷風(著)