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忤
ふりがな文庫
“忤”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
さか
57.1%
さから
19.0%
もと
9.5%
たが
4.8%
ご
4.8%
さかろ
4.8%
▼ 他 3 件を表示
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
さか
(逆引き)
この時
根津
(
ねづ
)
に
茗荷屋
(
みょうがや
)
という
旅店
(
りょてん
)
があった。その主人
稲垣清蔵
(
いながきせいぞう
)
は
鳥羽
(
とば
)
稲垣家の重臣で、
君
(
きみ
)
を
諌
(
いさ
)
めて
旨
(
むね
)
に
忤
(
さか
)
い、
遁
(
のが
)
れて商人となったのである。
渋江抽斎
(新字新仮名)
/
森鴎外
(著)
忤(さか)の例文をもっと
(12作品)
見る
さから
(逆引き)
世話をして貰いたいと云うのは、世話になるのが
厭
(
いや
)
だと云う意味なんだ。——だから僕は表向母の意志に
忤
(
さから
)
って、内実は母の希望通にしてやるのさ。
虞美人草
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
忤(さから)の例文をもっと
(4作品)
見る
もと
(逆引き)
酔ヘバ則チ一世ヲ
睥睨
(
へいげい
)
シ、モシ意ニ
忤
(
もと
)
ルコトアレバ、
輙
(
すなわ
)
チ面折シテ人ヲ
辱
(
はずか
)
シム。
是
(
ここ
)
ヲ以テ
益〻
(
ますます
)
窮ス。シカモソノ志ノ潔ナル世知ル者ナシ。文久二年壬戌十一月二十八日病ンデ江戸
不忍池
(
しのばずのいけ
)
ノ
僑居
(
きょうきょ
)
ニ没ス。
下谷叢話
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
忤(もと)の例文をもっと
(2作品)
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▼ すべて表示
たが
(逆引き)
ここに天皇、天の下の氏氏名名の人どもの、氏
姓
(
かばね
)
が
忤
(
たが
)
ひ
過
(
あやま
)
て
三
ることを愁へまして、
味白檮
(
うまかし
)
の
言八十禍津日
(
ことやそまがつひ
)
の
前
(
さき
)
四
に、
玖訶瓮
(
くかべ
)
五
を据ゑて、天の下の
八十伴
(
やそとも
)
の
緒
(
を
)
六
の氏姓を定めたまひき。
古事記:02 校註 古事記
(その他)
/
太安万侶
、
稗田阿礼
(著)
忤(たが)の例文をもっと
(1作品)
見る
ご
(逆引き)
努力は其れと稍や違つた意味を有し、意志と感情とが
相
(
あひ
)
忤
(
ご
)
し戻つて居る場合でも、意識の火を燃え立たせて、感情の水に負けぬやうに爲し、そして熱して/\已まぬのを云ふのである。
努力論
(旧字旧仮名)
/
幸田露伴
(著)
忤(ご)の例文をもっと
(1作品)
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さかろ
(逆引き)
孔生は朝廷から
差遣
(
さけん
)
せられて地方を巡察する
直指
(
ちょくし
)
に
忤
(
さかろ
)
うたがために官を
罷
(
や
)
めさせられたが、いろいろのことに妨げられてかえることができなかった。
嬌娜
(新字新仮名)
/
田中貢太郎
(著)
忤(さかろ)の例文をもっと
(1作品)
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忤
漢検1級
部首:⼼
7画
“忤”を含む語句
忤逆
相忤
“忤”のふりがなが多い著者
亀井勝一郎
二葉亭四迷
新渡戸稲造
幸田露伴
森鴎外
夏目漱石
ハンス・クリスチャン・アンデルセン
岡本綺堂
永井荷風
田中貢太郎