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『虞美人草』
ふりがな文庫
『
虞美人草
(
ぐびじんそう
)
』
「随分遠いね。元来どこから登るのだ」 と一人が手巾で額を拭きながら立ち留った。 「どこか己にも判然せんがね。どこから登ったって、同じ事だ。山はあすこに見えているんだから」 と顔も体躯も四角に出来上った男が無雑作に答えた。 反を打った中折れの …
著者
夏目漱石
ジャンル
文学 > 日本文学 > 小説 物語
初出
「朝日新聞」1907(明治40)年6~10月
文字種別
新字新仮名
読書目安時間
約6時間43分(500文字/分)
朗読目安時間
約11時間12分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
父
(
おと
)
母
(
おっ
)
我
(
プライド
)
光
(
ぴか
)
穿
(
ほじく
)
発
(
き
)
開
(
ま
)
艶
(
あでやか
)
辛
(
ひど
)
刻
(
ぼ
)
数
(
はか
)
光
(
いろ
)
容易
(
たやすい
)
全
(
まっ
)
押
(
の
)
貼
(
へばり
)
破
(
か
)
払
(
ぱらい
)
押
(
つかま
)
擦
(
なす
)
生
(
うみ
)
阿父
(
とうさま
)
閃
(
はため
)
高
(
たかさ
)
否
(
ひ
)
解
(
ほご
)
有
(
あれ
)
外
(
はずれ
)
貧
(
まずしさ
)
質
(
もの
)
布
(
クロース
)
緩
(
ゆっくり
)
長
(
とこ
)
潜
(
く
)
充
(
みつ
)
睜
(
みつめ
)
新
(
あらたなり
)
自
(
みずから
)
頭
(
かみ
)
貴
(
とう
)
屈
(
こごみ
)
長
(
とこしな
)
父
(
おとっ
)
滴
(
したたら
)
辱
(
はずかしめ
)
搏
(
はばたき
)
旨
(
あま
)
仕損
(
しま
)
反
(
か
)
屈
(
しゃが
)
逆
(
さ
)
熟
(
な
)
向
(
むかい
)
辺
(
ふち
)
一
(
はじめ
)
怖
(
おそれ
)
切
(
ぎり
)
面
(
ま
)
攫
(
さらわ
)
故
(
ふる
)
詰
(
つづ
)
阿爺
(
おとうさま
)
閃
(
ひか
)
緒
(
いとくち
)
丸
(
まある
)
転
(
まわ
)
灯
(
とう
)
退
(
しり
)
妙
(
けったい
)
空
(
あだ
)
逆
(
さかしま
)
汚
(
よ
)
洒落
(
じゃれ
)
焦慮
(
じれっ
)
径
(
わたし
)
強
(
こわ
)
忙
(
いそがし
)
留
(
どま
)
寛
(
ゆたか
)
判然
(
はきはき
)
行
(
おこない
)
逼
(
せび
)
泥
(
つち
)
逆
(
さかし
)
親父
(
おとっさん
)
躍
(
おどり
)
揺
(
ふ
)
西
(
さい
)
跪坐
(
かしこまっ
)
小
(
ちさ
)
母
(
おっか
)
繋
(
つ
)
異
(
あや
)
放下
(
ぶらさ
)
蔽
(
おい
)
瞬
(
しばたた
)
腐
(
ふ
)
点
(
さ
)
外
(
そら
)
応
(
こたえ
)