“仕損”のいろいろな読み方と例文
読み方(ふりがな)割合
しそん45.2%
しそこな22.6%
しぞん6.5%
しくじ3.2%
しくじり3.2%
しそ3.2%
しそくな3.2%
しそこ3.2%
しそこない3.2%
しぞこな3.2%
(他:1)3.3%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“仕損”を含む作品のジャンル比率
芸術・美術 > 演劇 > 大衆演芸1.6%
文学 > 日本文学 > 戯曲1.0%
文学 > 日本文学 > 小説 物語0.5%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
物をあぶり物をるも火力平均するがため少しくその使用法にるれば仕損しそんずる気支きづかいなし。
食道楽:春の巻 (新字新仮名) / 村井弦斎(著)
「まあ、お茶でも召されよ。さう一途いちづに思ひつめては事を仕損しそんじますぢや。世の中のことは成るやうにしか成りませんからのう。」
良寛物語 手毬と鉢の子 (新字旧仮名) / 新美南吉(著)
——しかもあの時、思いがけない、うっかりした仕損しそこないで、あの、おそめの、あのからだに、胸から膝へ血を浴びせるようなことをした。
第二菎蒻本 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
というのはほかでもない、彼の父なる小左衛門が、わずか式第の仕損しそこないから主殿頭に睨まれて役付いていた鍵奉行から、失脚させられたという事が、数ヵ月前にあったからであった。
銅銭会事変 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
彼はお延に親切の仕損しぞんをさせておいて、それが女の義務じゃないかといった風に、取り澄ました顔をしないとも限らなかった。
明暗 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
「おのれ故に、あつたら一ふで仕損しぞんじたぞ。」
地獄変 (旧字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
わたくしに何も教えて呉れませんで仕損しくじるようにばかり致し、お茶がはいっておいしい物を戴いても、源助が一人で食べて仕舞って私にはくれません、本当に意地の悪い男だというものだから、殿様もお腹をお立ち遊ばして、源助は年甲斐もない憎い奴だ
十九年来いまだかつてない経験だから、あまりの不思議に、この仕損しくじりを二三度繰り返して見た上で、はてなとはしを休めて考えた。
坑夫 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
せいては事を仕損しそんずる、今日のように築地つきじへ打っちゃられに行った猫が無事に帰宅せん間は無暗むやみに飛び込む訳には行かん。
吾輩は猫である (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
承知の上で、何にも知らんふりをしてくれるのは、やっぱりあの時の事を、世間並に、私が余処よその夫人を誘って、心中を仕損しそくなった、とそう思っているからです。
沼夫人 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
「おできなのか。おれはまた心中でも仕損しそこなったのかと思ったのだ。」
香爐を盗む (新字新仮名) / 室生犀星(著)
これが風説うわさの心中仕損しそこない
沼夫人 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
え、爺さん、聞きゃおめえの扮装みなりが悪いとってとがめたようだっけが、それにしちゃあ咎めようが激しいや、ほかにおめえなんぞ仕損しぞこないでもしなすったのか、ええ
夜行巡査 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
男は仕損しまったと心得て、だいぶあったかになりましたと気を換えて見たが、それでもげんが見えぬので、鯉がの方へ移ろうとしたのである。
虞美人草 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)