“襁褓”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
むつき51.5%
おしめ20.6%
むつ11.3%
おむつ10.3%
しめ3.1%
しめし2.1%
ムツキ1.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
エリスは打笑みつゝこれを指して、「何とか見玉ふ、この心がまへを。」といひつゝ一つの木綿ぎれを取上ぐるを見れば襁褓なりき。
舞姫 (旧字旧仮名) / 森鴎外(著)
婦人はやがて烈しき産痛の後に分娩すれば、生児に乳をませる。小便をさせる。始終汚れた襁褓を取り換えてやらなければならぬ。
現代の婦人に告ぐ (新字新仮名) / 大隈重信(著)
でも、父の弥右衛門だの、知己の人たちが、産湯から上げて、お襁褓のうえへ転がしてみると、突然、呱々の声をあげた。
新書太閤記:01 第一分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
順一が顔を渋めてると、おしっこだ、襁褓を取代えてやれ、と竜子へ云いつけた。一日置きには風呂を沸かさせて、自分で入れてやった。
幻の彼方 (新字新仮名) / 豊島与志雄(著)
あ「いゝえおさんは今日は五度御膳をって、いにはお鉢の中へ手を突込んでって、仕損ないを三度してお襁褓を洗った」
業平文治漂流奇談 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
父親はに二本からげたを通して、それを垂下げ、ぞろぞろ附いて来る子供を引っ張ってベンチのところへ連れて行くと、母親も泣き立てる背中の子をり揺り襁褓の入った包みを持って
足迹 (新字新仮名) / 徳田秋声(著)
飢エルル共、二君ヲ求ムル心無ク、夫婦シテ流転年久シク、シキシテ歩クウチ、一年中国ノ一寺ニ、一女ヲ捨テ、伝来ノ天音一管ヲ襁褓ニ添エテ、慈悲ノ御廂
宮本武蔵:07 二天の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)