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呱々
ふりがな文庫
“呱々”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
ここ
90.0%
こゝ
10.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ここ
(逆引き)
やがて、璋子は、皇太子顕仁を生んだが、
御産殿
(
おんうぶどの
)
の
几帳
(
きちょう
)
からもれた
呱々
(
ここ
)
の声にも、天皇のおんまゆには何の御表情もなかったという。
新・平家物語:02 ちげぐさの巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
金環蝕は陰の極で、
秒後
(
びょうご
)
は陽のはじめというのだから、お前は陰が極まって、陽にうつろうとするときに、
呱々
(
ここ
)
の声をあげたのだ。
親馬鹿入堂記
(新字新仮名)
/
尾崎士郎
(著)
呱々(ここ)の例文をもっと
(18作品)
見る
こゝ
(逆引き)
王政復古の頂言者、文運改革の指導者たる大詩人は
斯
(
かく
)
の如くにして生れたり。
呱々
(
こゝ
)
乳を
索
(
もと
)
むる声、他年変じて社会を呼醒し、人心を驚異せしむる一大
喚※
(
くわんけう
)
と変ずべしとは唯天のみ之を知りたりき。
頼襄を論ず
(新字旧仮名)
/
山路愛山
(著)
然るに彼等は
呱々
(
こゝ
)
の声の
中
(
うち
)
より既にこの霊性を
喪
(
うしな
)
へるを自識せざる可らざる運命に抱かれてありたり、自然なる願欲は抑へて、不自然なる屈従を学ばざる可らざるタイムの籠に投げられてありたり。
徳川氏時代の平民的理想
(新字旧仮名)
/
北村透谷
(著)
呱々(こゝ)の例文をもっと
(2作品)
見る
呱
漢検1級
部首:⼝
9画
々
3画
“呱”で始まる語句
呱呱
“呱々”のふりがなが多い著者
山路愛山
伊波普猷
牧野富太郎
ロマン・ロラン
吉川英治
尾崎士郎
佐々木邦
北村透谷
平林初之輔
小酒井不木