“几帳”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
きちょう88.4%
きちやう9.5%
とばり2.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
東の住居(すまい)の西の対の玉鬘(たまかずら)の姫君は南の寝殿に来て、こちらの姫君に面会した。紫夫人も同じ所にいて几帳(きちょう)だけを隔てて玉鬘と話した。
源氏物語:23 初音 (新字新仮名) / 紫式部(著)
板敷の間に七八床畳(とこだたみ)を設けて、七九几帳(きちやう)、八〇御厨子(みづし)の飾(かざり)、八一壁代(かべしろ)の絵なども、皆古代(こだい)のよき物にて、八二倫(なみ)の人の住居ならず。
ながやかな黒髪とその姿を、匂いの糸がゆるく巻いてくるにつれ、蕭条(しょうじょう)と、遠い夜雨(やう)の声も几帳(とばり)の内に沁み入ってくる。
私本太平記:02 婆娑羅帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)