“几帳面”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
きちょうめん87.8%
きちやうめん11.2%
ちやん/\1.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
几帳面きちょうめんなたちですから、抽斗ひきだしの中でも文庫の中でも、キチンとして置くのに、それがよく乱れていますの。本当にあさましいと思うわ
孤島の鬼 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
鐘のやうに堅牢な體質——病氣も決して彼女に近づかない。几帳面きちやうめん拔目ぬけめない管理者で、家族も小作人も完全に制御されてゐた。
始めのうちは音信たよりもあり、月々つき/″\のものも几帳面ちやん/\と送つてたからかつたが、此半歳許はんとしばかり前から手紙もかねも丸で来なくなつて仕舞つた。
三四郎 (新字旧仮名) / 夏目漱石(著)