“音信”のいろいろな読み方と例文
読み方(ふりがな)割合
たより38.0%
おとずれ16.1%
おとず12.4%
いんしん11.7%
おとづれ10.9%
おとづ5.8%
おんしん2.2%
おとさた0.7%
おとない0.7%
おどづれ0.7%
(他:1)0.8%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“音信”を含む作品のジャンル比率
芸術・美術 > 演劇 > 大衆演芸25.8%
文学 > 日本文学 > 小説 物語3.1%
文学 > 日本文学 > 評論 エッセイ 随筆0.3%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
彼は、故郷くにからの音信たよりで、忠右衛門の忰の頼母が、自分を父の敵だと云い、復讐の旅へ出たということを知った。
血曼陀羅紙帳武士 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
二年ぶり、打絶えた女の音信たよりを受取った。けれども俊吉は稼業は何でも、ぬしあるものに、あえて返事もしなかったのである。
第二菎蒻本 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
二年、三年、男が同志社を卒業するまでは、たまさかのかり音信おとずれをたよりに、一心不乱に勉強しなければならぬと思った。
蒲団 (新字新仮名) / 田山花袋(著)
神戸にある知友、西本氏、頃日このごろ摂津国摩耶山せっつのくにまやさんの絵葉書を送らる、その音信おとずれに、
一景話題 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
恩地の台所から音信おとずれたら、叔父には内証で、居候の腕白が、独楽こまを廻す片手間に、この浦船でも教えてやろう。
歌行灯 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
去んぬる年、一葉女史を、福山町の魔窟に訪ねたと同じ雑誌社の用向きで、中洲の住居すまい音信おとずれた事がある。
薄紅梅 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
然るに定右衛門の長男亀蔵は若い時江戸へ出て、音信いんしん不通になったので、二男定助一人をたよりにしている。
護持院原の敵討 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
一所いつしよにキヤツとつて、跣足はだし露地ろぢくらがりを飛出とびだしました。それつきり音信いんしんわかりませんから。
春着 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
こゝはおさつしをねがひます。——心易こゝろやすくは禮手紙れいてがみ、たゞ音信おとづれさへ出來できますまい。
雪霊記事 (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)
工學士こうがくしから音信おとづれして、あれは、乳香にうかうであらうとふ。
人魚の祠 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
藁屋わらやゆきが、ひらがなで音信おとづれたやうなむかしおもつて、いとつてると
間引菜 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
あこがれのひとみをなぶりて、かぜ音信おとづるともあらず、はら/\と、はじかき銀杏いてふ
婦人十一題 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
かかる所なればおとなふ人もまれなるに、加樣かやう度々たび/\音信おんしんせさせ給ふ事、不思議の中の不思議也。
ところが二週間つても何の音信おんしんもないので私は驚いた。
彼ははなはだ喜んで帰りましたが、その後なんの音信おとさたもありませぬから、どうなりましたか、ちょっとも分かりませぬが、なにしろこの人の病気は、この狐が最初目に見えたときがはじめで、だんだんおもって、ついに真の狂人となったのであります。
妖怪談 (新字新仮名) / 井上円了(著)
ふすまそっと身を寄せたが、うかつに出らるるすうでなし、ことばをかけらるる分でないから、そのまま呼吸いきを殺してたたずむと、ややあって、はらはらときぬ音信おとない
伊勢之巻 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
あひだそらわたこがらしにはかかなしい音信おどづれもたらした。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
それとは違って俗世界の出来事であるが、ただの音信メッセジが、つい先頃、アメリカにおける英国臣民の会議から、イギリスの国王ならびに人民宛にやって来た
不思議なことには、この音信メッセジの方が、これまで雄鶏小路コック・レーンのどのひよっこから受け取ったどんな通信よりも、人類にとってもっと重要なものであるということが、後にわかったのである