“草木”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
くさき51.9%
そうもく28.6%
さうもく18.2%
そうほん1.3%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そして人間の子を生むは前記のとおり草木くさきと同様、わが種属を後代こうだいへ伝えてやさせぬためであって、別に特別な意味はない。
植物知識 (新字新仮名) / 牧野富太郎(著)
いずれ草木くさきの茂った加賀屋敷のどこかに住んでいたのがこの頃の気圧の変調を感じてさまよい出て、途中でこの籠の鳥を見附けたものだろう。
(新字新仮名) / 森鴎外(著)
この力はその作用によらざれば知られず、あたかも草木くさき生命いのち縁葉みどりのはに於ける如くそのくわによらざれば現はれず 五二—五四
神曲:02 浄火 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
草木くさきとほはるかひゞけとこゑゆすられつゝよるあひだ生長せいちやうする。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
こくは、草木くさきねむる、一時いちじ二時にじとのあひだ談話だんわ暫時しばし途絶とだえたとき、ふと
ながふゆあいだじっとしていた草木そうもくは、よみがえって、そら緑色みどりいろに、あたたかなかぜきました。
いいおじいさんの話 (新字新仮名) / 小川未明(著)
四〇 草の長さ三寸あれば狼は身を隠すといえり。草木そうもくの色の移り行くにつれて、狼の毛の色も季節きせつごとに変りて行くものなり。
遠野物語 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
一 つらつら四季を通じてわが国草木そうもくの花を見るに、西洋種せいようだねの花に引比ひきくらぶれば、ここにおのずから特殊の色調あるを知る。
一夕 (新字旧仮名) / 永井荷風(著)
目のさきからじきに山すそに連続した、三、四里もある草木そうもくあるいは石の原などをひと目に見わたすと、すべての光景がどうしてもまぼろしのごとく感ずる。
河口湖 (新字新仮名) / 伊藤左千夫(著)
自然の山岳と、草木そうもくと、平野と、人体の曲線に慣れた人間の目は、ここにそれらとはまるで違った曲線の交錯を見るのです。
パノラマ島綺譚 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
思ふにコロボツクルは是等の石器せききを用ゐて草木さうもくつぶ食用しよくえうつくりしならん。
コロボックル風俗考 (旧字旧仮名) / 坪井正五郎(著)
人間にんげん鳥獣てうぢゆう草木さうもくも、混虫類こんちゆうるゐみんなかたちこそかはつててもおんなじほどのものだといふことを。
化鳥 (新字旧仮名) / 泉鏡花(著)
氣※きかう工合ぐあひや、草木さうもく種類しゆるいなどでると、亞弗利加アフリカ沿岸えんがんにもちかやう氣持きもちもする。
おそろしく潔癖けつぺきしも見窄みすぼらしい草木さうもく地上ちじやうにじりつけた。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
答、教会けうくわい草木さうもくまた動物どうぶつの如き自然物しぜんぶつにあらず、草木は時期じきさだめてはなむす
問答二三 (新字旧仮名) / 内村鑑三(著)
草木そうほんなる芍薬しゃくやく近縁きんえんの種類で、Paeonia suffruticosa Andr. の学名を有している。
植物知識 (新字新仮名) / 牧野富太郎(著)