“草木”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
くさき53.0%
そうもく28.9%
さうもく16.9%
そうほん1.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
(武さんは立ち小便をする時にも草木くさきのない所にしたことはない。もつともその為に一本の若木の枯れてしまつたことは確かである。)
素描三題 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
彼等のまわりの草木そうもくは勿論、「さん・せばすちあん」の法服は海風の為にしっきりなしに揺らいでいる。が、船長のマントルは動いていない。
誘惑 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
見性けんしやうしたに、うれしさのあまり、うらやまあがつて、草木さうもく國土こくど悉皆しつかい成佛じやうぶつおほきなこゑしてさけんだ。さうしてつひあたまつてしまつた。
(旧字旧仮名) / 夏目漱石(著)
草木そうほんなる芍薬しゃくやく近縁きんえんの種類で、Paeonia suffruticosa Andr. の学名を有している。この種名の suffruticosa は、亜灌木あかんぼくの意である。
植物知識 (新字新仮名) / 牧野富太郎(著)