“そうもく”の漢字の書き方と例文
語句割合
草木100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
私は夜の静けさのうちに蘇える無心の草木そうもくにも、敬虔な合掌の心持ちを覚える。青白い月光の流れが山荘の窓にしのび入る。
六甲山上の夏 (新字新仮名) / 九条武子(著)
一、死体は焼きて能く骨を拾い、牧塲に送り貯えて、卿が死するの時に同穴にうずめ、草木そうもくを養い、牛馬の腹を肥せ。
関牧塲創業記事 (新字新仮名) / 関寛(著)
自然を歪める丘陵の曲線と、注意深い光線の按排あんばいと、草木そうもく岩石の配置とによって、巧みに人工の跡をかくして、思うがままに自然の距離を伸縮したのだ。
パノラマ島綺譚 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)