“按排”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
あんばい97.3%
あんべえ2.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
甲に拠るか、乙をさぐるか、時代の先後によるか、その採択に迷う場合もしばしばあったが、それは編者が随意に按排あんばいすることにした。
中国怪奇小説集:01 凡例 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
しかしもう日本全国をあらかた遍歴して見たが、敵はなかなか見附からない。この按排あんばいでは我々が本意を遂げるのは、いつの事か分らない。
護持院原の敵討 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
「実は、村で噂しとるのは……兄さんには女が、でけとるちう話なんじゃ。寄居よりいの町かどこかにでも、囲うてあるような按排あんべえで……時々通うて行く姿を、見たもんがあるちう噂なんだ……」
仁王門 (新字新仮名) / 橘外男(著)