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案配
ふりがな文庫
“案配”の読み方と例文
読み方
割合
あんばい
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
あんばい
(逆引き)
大急ぎで十五円八十銭を送っていただきたいというような
案配
(
あんばい
)
であった。そのつぎにおのれの近況のそれも
些々
(
ささ
)
たる茶飯事を告げる。
ロマネスク
(新字新仮名)
/
太宰治
(著)
「そりゃ好い
案配
(
あんばい
)
だ。亭主が自分でクッキングをやるんだから、ほかよりゃ少しはましかも知れない」
明暗
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
愛子は
煤
(
すす
)
けた
障子
(
しょうじ
)
の陰で手回りの荷物を取り出して
案配
(
あんばい
)
した。
口少
(
くちずく
)
なの愛子は姉を慰めるような言葉も出さなかった。外部が
騒々
(
そうぞう
)
しいだけに部屋の中はなおさらひっそりと思われた。
或る女:2(後編)
(新字新仮名)
/
有島武郎
(著)
案配(あんばい)の例文をもっと
(10作品)
見る
“案配”の意味
《名詞》
体や物事の具合や様子。
程よく順序をならべたり、物事を処理すること。
(出典:Wiktionary)
案
常用漢字
小4
部首:⽊
10画
配
常用漢字
小3
部首:⾣
10画
“案配”の類義語
按排
按配
布置
配置
“案”で始まる語句
案
案山子
案内
案外
案内者
案排
案内人
案事
案内役
案主
“案配”のふりがなが多い著者
大下宇陀児
太宰治
有島武郎
長谷川時雨
夏目漱石