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布置
ふりがな文庫
“布置”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
ふち
80.0%
たたずまい
6.7%
たたずまひ
6.7%
ただずまひ
6.7%
▼ 他 1 件を表示
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ふち
(逆引き)
深川の
妓家
(
ぎか
)
、
新道
(
しんみち
)
の
妾宅
(
しょうたく
)
、路地の貧家等は皆模様風なる
布置
(
ふち
)
構図の
中
(
うち
)
自
(
おのずか
)
ら
可憐
(
かれん
)
の情趣を感ぜしむ。試みに二、三の例を挙げんか。
江戸芸術論
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
布置(ふち)の例文をもっと
(12作品)
見る
たたずまい
(逆引き)
道太は
路次
(
ろじ
)
の前に立って、
寂
(
さび
)
のついた庭を眺めていた。この町でも別にいいというほどの庭ではなかったけれど、
乾
(
かわ
)
いた
頭脳
(
あたま
)
には、じじむさいような木石の
布置
(
たたずまい
)
が、ことに懐かしく
映
(
うつ
)
るのであった。
挿話
(新字新仮名)
/
徳田秋声
(著)
布置(たたずまい)の例文をもっと
(1作品)
見る
たたずまひ
(逆引き)
かの
逆巻
(
さかま
)
く波に分け入りし宮が、息絶えて浮び出でたりし
其処
(
そこ
)
の景色に、似たりとも
酷
(
はなは
)
だ似たる岸の
布置
(
たたずまひ
)
、
茂
(
しげり
)
の
状況
(
ありさま
)
、
乃至
(
ないし
)
は
漾
(
たた
)
ふる水の
文
(
あや
)
も、
透徹
(
すきとほ
)
る底の
岩面
(
いはづら
)
も、広さの程も、位置も、
趣
(
おもむき
)
も
金色夜叉
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
布置(たたずまひ)の例文をもっと
(1作品)
見る
▼ すべて表示
ただずまひ
(逆引き)
朗
(
ほがらか
)
に秋の気澄みて、空の色、雲の
布置
(
ただずまひ
)
匂
(
にほ
)
はしう、
金色
(
きんしよく
)
の日影は豊に快晴を飾れる
南受
(
みなみうけ
)
の縁障子を
隙
(
すか
)
して、
爽
(
さはやか
)
なる
肌寒
(
はださむ
)
の
蓐
(
とこ
)
に
長高
(
たけたか
)
く
痩
(
や
)
せたる貫一は
横
(
よこた
)
はれり。
金色夜叉
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
布置(ただずまひ)の例文をもっと
(1作品)
見る
“布置”の意味
《名詞》
布 置(ふち)
物をそれぞれの位置に置くこと。
(出典:Wiktionary)
布
常用漢字
小5
部首:⼱
5画
置
常用漢字
小4
部首:⽹
13画
“布置”の類義語
按排
按配
案配
配置
“布”で始まる語句
布
布団
布令
布子
布片
布施
布巾
布衣
布袋
布哇
“布置”のふりがなが多い著者
尾崎紅葉
蒲原有明
吉川英治
正岡子規
大隈重信
徳田秋声
久生十蘭
永井荷風
芥川竜之介