“逆巻”のいろいろな読み方と例文
旧字:逆卷
読み方割合
さかま76.9%
さかまき15.4%
さかまく7.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
参木はその逆巻さかまく棉にとり巻かれると、いつものように思うのだ。……生産のための工業か、消費のための工業かと。
上海 (新字新仮名) / 横光利一(著)
岸のむか逆巻さかまき村にいたる所にはしあり、猿飛橋さるとびばしといふ橋のさまを見るに、よしや猿にてもつばさあらざればとぶべくもあらず、両岸りやうがん絶壁ぜつへきにて屏風びやうぶをたてたるがごとくなれども
はて腑甲斐ふがいなき此身おしからずエヽ木曾川の逆巻さかまく水に命を洗ってお辰見ざりし前に生れかわりたしと血相かわ夜半よわもありし。
風流仏 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)