“逆襲”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ぎゃくしゅう52.6%
さかよ47.4%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
こうした場合ばあい、もしすこしでもひるむことがあればてきはあなどって逆襲ぎゃくしゅうするのがきまりだから、ますます攻勢こうせいなければならない。
しらかばの木 (新字新仮名) / 小川未明(著)
「しかし」と、それでも子路はなお逆襲ぎゃくしゅうする気力を失わない。南山の竹はめずして自ら直く、ってこれを用うれば犀革さいかくの厚きをも通すと聞いている。
弟子 (新字新仮名) / 中島敦(著)
いちど総退却した足利勢は、夜半からふたたび活動をおこし、全市の路地にくたくたとなって駐屯ちゅうとんしていた官軍へ逆襲さかよせをかけてきたのである。
私本太平記:10 風花帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
うけるところであったゆえ、このたびは、逆襲さかよせに這奴しゃつより不意を突いてくるつもりとみえる。各〻、ご油断あるなかれ