“逆手”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
さかて85.9%
ぎゃくて5.6%
さかで5.6%
ぎやくて2.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
逆手にとって万吉がパッと立った。お綱が蝶のように飛び離れると一緒に、三次、隼人なども、腰を立てて凶猛な気配りになる。
鳴門秘帖:01 上方の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
が、自分で罪を引受ける気にもなれない、——思い付いたのはあの逆手だ、大ナマクラのギラギラする脇差を持出し、二階へ登って大声を出した。
もし彼に怨恨のある前科者どもが、短刀逆手に現われたとしたらどうするだろうと、私は気になって仕方がなかった。
西湖の屍人 (新字新仮名) / 海野十三(著)
「五日の晩、わざと遠方の安宅長屋へ行つて、人に知れると恥になるやうな證據を拵へたのは、幾松の並々ならぬ惡智慧だ。その場にゐない證據に、船比丘尼などを出すのは人情の裏を行つた逆手さ」