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逆手
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さかで
ふりがな文庫
“
逆手
(
さかで
)” の例文
もし彼に
怨恨
(
うらみ
)
のある
前科者
(
ぜんかもの
)
どもが、短刀
逆手
(
さかで
)
に現われたとしたらどうするだろうと、私は気になって仕方がなかった。
西湖の屍人
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
四隣
(
あたり
)
に人無きを見済まして乙女の背後より追ひ縋り、足音を聞いて振り返る処を、抜く手を見せず
袈裟掛
(
けさが
)
けに斬り倒ふし、衣服を剥ぎて胸を
露
(
あら
)
はし、
小束
(
こづか
)
を
逆手
(
さかで
)
に持ちて
鳩骨
(
みぞおち
)
を切り開き
白くれない
(新字新仮名)
/
夢野久作
(著)
呼
(
よび
)
來
(
きた
)
るべしと
竊
(
ひそ
)
かに
示合
(
しめしあは
)
せて
別
(
わか
)
れけり菊は只金と小袖の
欲
(
ほし
)
さに
其夜
(
そのよ
)
丑
(
うし
)
の
刻
(
こく
)
も
過
(
すぐ
)
る頃又七が
寢間
(
ねま
)
へ忍び入り
剃刀
(
かみそり
)
を
逆手
(
さかで
)
に
持
(
もち
)
又七が
夜着
(
よぎ
)
の上より
刺貫
(
さしとほ
)
しけるに又七は居ず
夜具
(
やぐ
)
ばかりなれば南無三と
傍邊
(
かたへ
)
を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
銃床
逆手
(
さかで
)
もろに
新頌
(新字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
逆
常用漢字
小5
部首:⾡
9画
手
常用漢字
小1
部首:⼿
4画
“逆手”で始まる語句
逆手握
逆手構