“傍邊”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
かたはら50.0%
かたへ50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
相手にたゝかひ居によりかくたすけんと存じ宵闇よひやみ暗紛くらまぎれに切付たるは女の聲ゆゑ偖は女房を切たるかと狼狽うろたへたる處に傍邊かたはらより男一人打て掛りしを
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
つけられし事私共存居り候と云ひければ又清三郎も傍邊かたはらよりすゝいで御兩人の仰せ御道理也ごもつともなり又七樣御持參金をはなに掛け我々迄も見下げ給ふ事はなはだしと云ふを
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
とら勾引かどはかさんとなす事ぞと寢ぼけ眼に立上りおのれ曲者くせもののがさじと聲を知るべに打掛れば彼の曲者くせものは驚きながら見付られては後日のさまたげムヽと點頭うなづき傍邊かたへに落し松の小枝こえだ
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
受取て親父樣無事でと打分れ江戸の方へぞ急ぎける斯て九郎兵衞は二人のくびを切落し傍邊かたへに小高きをかの有しかば小松こまつの根をほりうづめ又死骸の傍邊へは彼盜し紙入かみいれ
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)