“宵闇”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
よいやみ82.5%
よひやみ15.8%
ヨヒヤミ1.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
もう宵闇(よいやみ)。大釜の火だけが赤い。そのまわりに立ち群れて、人夫や百姓たちはがつがつ飯茶碗を持ち合い、汁の杓子(しゃくし)を争っていた。
新書太閤記:05 第五分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
記録(きろく)は愼(つゝし)まなければ成(な)らない。——此(こ)のあたりで、白刃(しらは)の往來(わうらい)するを見(み)たは事實(じじつ)である。……けれども、敵(かたき)は唯(たゞ)、宵闇(よひやみ)の暗(くら)さであつた。
間引菜 (旧字旧仮名) / 泉鏡花、泉鏡太郎(著)
宵闇(ヨヒヤミ)の深くならぬ先に、廬(イホリ)のまはりは、すつかり手入れがせられて居た。灯台も大きなのを、寺から借りて来て、煌々(クワウクワウ)と、油火(アブラビ)が燃えて居る。
死者の書 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)