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宵寝
ふりがな文庫
“宵寝”の読み方と例文
旧字:
宵寢
読み方
割合
よいね
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
よいね
(逆引き)
「さては、死にもの狂いの苦計に出て、深夜の
逆襲
(
さかよ
)
せを
謀
(
はか
)
っているにちがいない。奴らの酒もりがすんで、
宵寝
(
よいね
)
に入ったと見えたらそれが
機
(
しお
)
だ。ぬかるな」
私本太平記:04 帝獄帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
父も母も
宵寝
(
よいね
)
の早起きだったのて、台所ではもう
焚
(
た
)
きたての飯の匂いがしており、七輪にかかった
鍋
(
なべ
)
の
蓋
(
ふた
)
の
隙間
(
すきま
)
から、懐かしい
味噌汁
(
みそしる
)
の甘い煙も
噴
(
ふ
)
き出していた。
縮図
(新字新仮名)
/
徳田秋声
(著)
宵寝
(
よいね
)
の習慣を持っている川辺家の人々は、皆寝しずまって、月のみが、樹木の多い庭園を昼のように
照
(
てら
)
していた。小石川の植物園と同じ丘陵の上にある庭は大樹が多かった。
第二の接吻
(新字新仮名)
/
菊池寛
(著)
宵寝(よいね)の例文をもっと
(8作品)
見る
宵
常用漢字
中学
部首:⼧
10画
寝
常用漢字
中学
部首:⼧
13画
“宵”で始まる語句
宵
宵闇
宵暗
宵月
宵宮
宵々
宵祭
宵越
宵啼
宵毎
“宵寝”のふりがなが多い著者
高浜虚子
佐々木邦
徳田秋声
吉川英治
菊池寛
夏目漱石
寺田寅彦