“よいね”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
宵寝80.0%
宵寐10.0%
酔睡10.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
父も母も宵寝よいねの早起きだったのて、台所ではもうきたての飯の匂いがしており、七輪にかかったなべふた隙間すきまから、懐かしい味噌汁みそしるの甘い煙もき出していた。
縮図 (新字新仮名) / 徳田秋声(著)
……上方かみがたのお客が宵寐よいねが覚めて、退屈さにもう一風呂と、お出かけなさる障子際へ、すらすらと廊下を通って、大島屋のお桂様が。
怨霊借用 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
すべからざるはウスノロ改めマドロス氏で、今以ていぎたない酔睡よいねから覚めやらず、長椅子にフンゾリ返った無遠慮千万の行状です。
大菩薩峠:26 めいろの巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)