“すいすい”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
翠々40.0%
綏々20.0%
綏綏20.0%
酔睡20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「剪灯新話」の「牡丹灯記」「翠々すいすい伝」、「御伽婢子」の「牡丹灯籠」、「奇異雑談集きいぞうだんしゅう」の「女人死後男を棺の内へ引込ころす事」
綏々すいすいとして蕩たることあり、うずら奔々ほんほんとして良なし、悪貫已につ。罪名宥さず。陥人の坑、今よりち満ち、迷魂の陣、此より打開す。双明の燈を焼毀しょうきし、九幽の獄に押赴おうふす。
牡丹灯記 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
いわんや金蓮の怪たんなる、明器めいきを仮りて以て矯誣きょうぶし、世をまどわしたみい、条にたがい法を犯す。きつね綏綏すいすいとしてとうたることあり。うずら奔奔ほんぽんとして良なし、悪貫あくかんすでつ。罪名ゆるさず。
牡丹灯籠 牡丹灯記 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
㦣語えいご』は抽斎が国文を以て学問の法程をして、及門きゅうもんの子弟に示す小冊子に命じた名であろう。この文の末尾に「天保辛卯しんぼう季秋きしゅう抽斎酔睡すいすい中に㦣言えいげんす」
渋江抽斎 (新字新仮名) / 森鴎外(著)