“明器”の読み方と例文
読み方割合
めいき100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
いわんや金蓮の怪たんなる、明器めいきを仮りて以て矯誣きょうぶし、世をまどわしたみい、条にたがい法を犯す。きつね綏綏すいすいとしてとうたることあり。うずら奔奔ほんぽんとして良なし、悪貫あくかんすでつ。罪名ゆるさず。
牡丹灯籠 牡丹灯記 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
申すも恐れある事ながら、御父重盛卿は智仁勇の三徳をそなへられし古今の明器めいき。敵も味方も共に景慕する所なるに、君には其の正嫡と生れ給ひて、先君の譽をきずつけん事、口惜くちをしくはおぼさずや。
滝口入道 (旧字旧仮名) / 高山樗牛(著)
埴輪や明器めいきのような副葬品を
死の淵より (新字新仮名) / 高見順(著)