“明方”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
あけがた97.2%
あかるきかた2.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
晩の十二時ごろからどうかすると明方あけがたの一二時ごろまで、いつも決ったように休んでいる自動車はめったに動いたことがなかった。
幻影の都市 (新字新仮名) / 室生犀星(著)
【朝の時】l'ora mattutina 曉の前、明方あけがた近き夜の時をいふ。殘りの闇曉に追はれて逃げゆき、海のさゞ波みゆるなり
神曲:02 浄火 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
上を見れば雪の屏風びやうぶたてたるがごとく今にも雪頽なだれやせんと(なだれのおそろしき事下にしるす)いきたる心地はなく、くらさはくらし、せめては明方あかるきかたにいでんと雪にうまりたる狭谷間せまきたにあひをつたひ