“民”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
たみ95.0%
タミ5.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
これからはいよ/\お民(たみ)どの大役(たいやく)なり、前門(ぜんもん)の虎(とら)、後門(こうもん)の狼(おほかみ)、右(みぎ)にも左(ひだり)にも怕(こわ)らしき奴(やつ)の多(おほ)き世(よ)の中(をか)、あたら美玉(びぎよく)に疷(きず)をつけ給(たま)ふは
経つくゑ (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
蛮地では人煙が稀薄であり、聚落(しゅうらく)の上に煙の立つのは民(たみ)の竈(かまど)の賑わえる表徴である。現代都市の繁栄は空気の汚濁の程度で測られる。
喫煙四十年 (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)
茲(ココ)ニ至ツテ、北条天下ノ民土、全ク、旱天(カンテン)ノ亀裂ニ似タル危殆(キタイ)ヲ呈シ、民(タミ)、雨ヲ待ツノ声、今ヤ地ニ満チテ、シカモ声無シ……。
私本太平記:01 あしかが帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
人麻呂の作と推測される「藤原ノ宮の役(エ)ノ民(タミ)の歌」を見ても「我が国は常世にならむ」と言うてゐるのは、藤原の都の頃既に、常世を現実の国と考へてゐたからである。
古代生活の研究:常世の国 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)