“賤民”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
せんみん87.5%
チゴイネル4.2%
ハリジャン4.2%
プロレタリヤ4.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
民衆とは平民のことであると信ずるのは、愚かの至りである。中流階級にも賤民せんみんの魂があると同じく、民衆にも貴族がある。
それに、あの尼僧のような性格を持った方が、声をふるわせ身悶みもだえまでして、私の身を残酷にお洗いたてになるのでした。馬具屋の娘……賤民チゴイネルですって。
黒死館殺人事件 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)
印度人は英国の虐政に泣きつつ一方においては自分らの仲間の賤民ハリジャン階級三千万にどれほどの酷薄な待遇を与えているかということ
ナリン殿下への回想 (新字新仮名) / 橘外男(著)
諸君と同様「賤民プロレタリヤ」(二葉亭の訳による)の集りに過ぎぬわれ/\の小劇団を兎や角非難する暇に、それほど「演劇」に関心をもつなら、もつと
幕が下りて (新字旧仮名) / 岸田国士(著)