“せんみん”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:センミン
語句割合
賤民91.3%
賎民8.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
彼らは皆小人どものみなり。陛下、陛下の精兵一人を作らんがためには彼ら二人を接合するを要すべし。首府の賤民せんみんにつきては少しも恐るるに足らず。
然るに、此の騒々しきどさくさ紛れを利用して、平日殺生禁断の池に釣垂れて、霊地を汚し、一時の快を貪りし賤民せんみんの多かりしは、嘆かはしきの至りなりし。
東京市騒擾中の釣 (新字旧仮名) / 石井研堂(著)
従僕じゅうぼくにしろ伯爵にしろ僕を侮辱したが最後、賎民せんみんだ」これもモーツァルトの自尊心の爆発した言葉であった。
楽聖物語 (新字新仮名) / 野村胡堂野村あらえびす(著)
成り上り者の「賎民せんみん的な健康」をハイネは嘲笑ちょうしょうしたのである。
大和古寺風物誌 (新字新仮名) / 亀井勝一郎(著)