“嘲笑”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
あざわら43.8%
ちょうしょう40.4%
わら4.0%
てうせう3.7%
あざけり2.1%
あざわらい1.1%
せせらわら1.1%
あざ0.5%
あざわらひ0.5%
わらい0.5%
ひやか0.3%
あざわろ0.3%
えみ0.3%
けな0.3%
さげすみわらい0.3%
せせらわらひ0.3%
せゝらわらひ0.3%
ちょうしよう0.3%
わらわ0.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「何を俺は早飲み込みしてゐるんだ……どうして今そんなことが云へる……。」と彼はあまりの苦しさに今度は自分を嘲笑つて見た。
煤煙の匂ひ (新字旧仮名) / 宮地嘉六(著)
それで彼は、彼のめちゃな言葉を聞いて給仕嘲笑的な様子をしたのを、ひどく気に病みながらも、いて平気でいようとつとめた。
もしそれが日頃の誓約や態度とちがって、裏切るようなことでもあったら、嘲笑ってやろうという気振さえ見えないこともない。
新編忠臣蔵 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
ふかはないに、落葉へ、一蹴りに蹴倒された、(嘲笑盜人かに兩腕むと、おれの姿をやつた。
藪の中 (旧字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
怒りと嘲笑を浮べた信吾の顔が、時々胸に浮んだ。智恵子は、今日その信吾の厚かましくも言出でた恋を、小気味よく拒絶つて了つたのだ。
鳥影 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)
これも陽の光と潮風に焦げて渋紙色になった総之丞の顔には嘲笑が浮んだ。
海神に祈る (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
と肩をりて嘲笑える、は少しく背みながら、襯衣の袖二ツ、むらさきの帯に突挿しつつ、腰を振りてのさりと去りぬ。
照葉狂言 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
猥れて嘲笑めるはた寒き、 凶つのまみをはらはんと
文語詩稿 一百篇 (新字旧仮名) / 宮沢賢治(著)
はた、赤き此面彼面嘲笑……あまる空なく
第二邪宗門 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
櫛まきお藤ともあろうものが小むすめに男を奪られて人の嘲笑をうけてなろうか——身もこころも羅刹にまかせたお藤は胸に一計あるもののごとく、とっぷりと降りた夜のとばりにまぎれて
丹下左膳:01 乾雲坤竜の巻 (新字新仮名) / 林不忘(著)
そうして妾達を嘲笑すのです。で、今日も開けましょう。その時おはいりなさりませ
蔦葛木曽棧 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
「あれなる浪人が、吾等の邪魔になる岩根へ腰掛けて動かぬばかりか、このは何事じゃと、嘲笑うた無礼な一言、聞き捨てなりませぬゆえ引ッ捕えたところでござります」
剣難女難 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「私は我儘が大好きじゃ!」鳰鳥も嘲笑を浮かべながら
蔦葛木曽棧 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
大笑ひにつてやらうとへたが、てよ、たとへ迷信でも、主人ふことくまでく、かくも眞面目を、無下嘲笑すでもあるまいと氣付いたので
旦那様は少許震えて、穴の開く程奥様の御顔を熟視ますと、奥様は口唇嘲笑て、他の事を考えておいでなさるようでした。
旧主人 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
さすがに彼の一本参りしを、蒲田は誇りかに嘲笑しつ。
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
どうもいかぬ、唯ちらちらする蘭引のる音につれて、火蛇の精の嘲笑が聞えるばかり。彼はわが冥想を亂さうとして戯弄するのか。
錬金道士 (旧字旧仮名) / ルイ・ベルトラン(著)
いつもそれと名ざされてはいなかったが、しかし明らかにわかるようなやり方で、横柄なクリストフが嘲笑されていた。クリストフの言は変化されて、馬鹿げたものになされていた。
死所を踏み違った未練者と多くの人に嘲笑れたあげく、は野山に捨てられて鳥や獣の餌食となり、地獄へ堕ちても苛責の罪
蔦葛木曽棧 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)