“てうせう”の漢字の書き方と例文
語句割合
嘲笑100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
かうして次から次へと渡り歩く美人を、貧乏で皮肉でおせつ介な江戸ツ子達は、小便組と呼んで、嘲笑てうせうと輕蔑と、そしてほんの少しばかり好意をさへ寄せてゐたのです。
世間の人々の嘲笑てうせうおもんぱかつて、小さくなつて、自分の失恋を恥ぢ隠さうとしてゐたのが、世間の同情が、全く予期に反して、翕然きふぜんとして、自分の一身に集つて来るらしいのを見て取ると
良友悪友 (新字旧仮名) / 久米正雄(著)
ところが、それから十ねんつて日露戰爭にちろせんさうおこつたときわたしすで非戰論者ひせんろんしやとして×國心こくしん嘲笑てうせうしてゐた。わたし日本國民にほんこくみんとして、日本國土にほんこくど極小ごくせうの一部分ぶぶんすらもわかあたへられてないことつてゐた。