“所”のいろいろな読み方と例文
読み方(ふりがな)割合
ところ49.1%
とこ16.7%
どころ13.7%
しよ7.2%
しょ4.8%
じょ2.0%
どこ1.7%
とけ1.4%
0.7%
じよ0.7%
(他:6)2.0%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“所”を含む作品のジャンル比率
芸術・美術 > 演劇 > 大衆演芸66.1%
文学 > ロシア・ソヴィエト文学 > 小説 物語21.0%
文学 > 日本文学 > 小説 物語(児童)7.8%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
で、その存在そんざいをたしかめると、安心あんしんしたやうにまたすぐあなところりてた。
画家とセリセリス (旧字旧仮名) / 南部修太郎(著)
そして中央まんなかところがちょっとまがって、ななめにそとるようになってります。
いっその事気をえて新道の二絃琴にげんきんの御師匠さんのとこ三毛子みけこでも訪問しようと台所から裏へ出た。
吾輩は猫である (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
「本箱も無かったわねえ。あたしとこ二つふたツ有るけど、みンなふさがってて、貸して上げられないわ。」
平凡 (新字新仮名) / 二葉亭四迷(著)
茶わんの置き場所まで、着物のしまいどころまで、倉地は自分の手でしたとおりを葉子がしているのを見いだしているようだった。
或る女:2(後編) (新字新仮名) / 有島武郎(著)
そこが女の附込つけこどころで、世の中の賢い女は、この急所をちやんと知りぬいてゐて、何喰はぬ顔で亭主を操縦する。
加之しかも横穴よこあなは一ヶしよ群在ぐんざいするれいおほいのだから、あなすうさんしたら
不圖ふと玄竹げんちくたてあたまに、剃刀創かみそりきずが二ヶしよばかりあるのを發見はつけんして
死刑 (旧字旧仮名) / 上司小剣(著)
奥庭おくにわまでは白壁門しらかべもん多門たもん、二ヵしょ難関なんかんがまだあって、そこへかかった時分には
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
なんすこともいのでしょうか、詐欺さぎ愚鈍ぐどん卑劣漢ひれつかん、と一しょになって
六号室 (新字新仮名) / アントン・チェーホフ(著)
都筑駿河つづきするがの役宅には例の徒士目付かちめつけが三人を待ち受けていて、しばらく一室に控えさせた後、訴えじょの方へ呼び込んだ。
夜明け前:02 第一部下 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
などと、弓道きゅうどうにこころえのある傍観者ぼうかんしゃは、はやくも、各藩かくはんのひかえじょ下馬評げばひょうまちまちである。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
新「間違えるどこじゃない、お母さんの方でさい違わなけりゃア、此方こっちで約をたがえる気遣いは無いのだから」
松と藤芸妓の替紋 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
そこどこちつと考へたら、あれぎり家出をして了ふなんて、あんなまあ面抵つらあてがましい仕打振をするつてが有るものかね。
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
太「此間こねえだ勘右衞門かんえもんとけへ頼んで置いた、ちっとベエ午房種ごぼうだねを貰うベエと思ってノウ」
真景累ヶ淵 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
婆「こゝなとけ炭斗すみとりを置きやすが、あんた方又洗物あらいもんでもあれば洗ってめえりやすから、浴衣でも汚れてれば己が洗濯をします」
霧陰伊香保湯煙 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
美留藻はこれは屹度きっと夢の中の美留女姫が現われて、妾に鏡のを教えにお出でになったに違いない。
白髪小僧 (新字新仮名) / 夢野久作杉山萠円(著)
——ふうむ、俺が、もぐって来たのを、俺と知らずに、静息せいそくの法で、を隠したな!
雪之丞変化 (新字新仮名) / 三上於菟吉(著)
さてそれ等の男に口を利かれて、伊太利イタリイ険呑けんのんなのはこれだと思つたから、僕は答もせずにずんずんと附近の宏荘な商品陳列じよ※ツトリオ・エマヌエルの中へはひつた。
巴里より (新字旧仮名) / 与謝野寛与謝野晶子(著)
こゝに、おみきじよふのに、三寶さんぱうそなへ、たるゑ、毛氈まうせん青竹あをだけらち高張提灯たかはりぢやうちん弓張ゆみはりをおしかさねて、積上つみあげたほど赤々あか/\と、あつくたつてかまはない。
祭のこと (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
——視よわれ戸の外に立ちて叩くもしわが声を聞きて戸を開く者あらば我その人のもといたらん而して我はその人とともにその人は我と偕に食せん
湖水と彼等 (新字新仮名) / 豊島与志雄(著)
我をわたすもの近づきたり、此如かくいへるとき十二の一人ひとりたるユダつるぎと棒とを持ちたる多くの人人とともに祭司のをさと民の長老としよりもとより来る。
接吻 (新字旧仮名) / 斎藤茂吉(著)
余は其剣幕に驚きて一足背後うしろ退下ひきさがらんとする程なりしが、かくと見て倉子はあわたゞしく「プラトやこれ」と制するに犬はたちまち鎮りて寝台のしたに退けり
血の文字 (新字新仮名) / 黒岩涙香(著)
「ゆんべ遊びに出て褞袍なくしつちやたんだ。おすがら内の土藏んけ置いたの今朝盜まつたんだか何んだかねえんだ。それからおらうちへ歸れねえ」
芋掘り (旧字旧仮名) / 長塚節(著)
落星おちぼしのかくれ
孔雀船 (旧字旧仮名) / 伊良子清白(著)
「ねこ、(中略)人家ジンカチヒサキケモノヒトトコロナリ。温柔ヲンジウニシテヤスク、マタネズミトラフレバフ。シカレドモ竊盗セツタウセイアリ。カタチトラ二尺ニシヤクラズ。(下略げりやく)」
澄江堂雑記 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)