“所業”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
しわざ76.3%
しょぎょう10.5%
しよげふ5.3%
おこない1.3%
しごと1.3%
しはざ1.3%
しょざい1.3%
なすわざ1.3%
わざ1.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
奪った財宝の八割までを、自分と勘兵衛とが取り、後の二割を、配下の浪人どもへ分配してやった悪辣所業なども思い出された。
血曼陀羅紙帳武士 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
ことにそれが、ある超特恐怖の状態において終っていることは、すべて一致していた。いうまでもなく一特定人——リッパア・ゼ・ジャック——の所業である。
女肉を料理する男 (新字新仮名) / 牧逸馬(著)
おゝ! 君達にも想像出来るか、おはれた、天狗んだ、……らくうだらう。……が、地祇神所業ふ。
神鑿 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
一方、勘右衛門は旅僧の素性や、所業に不審を抱くようになった。と云うのは、僧でありながらろくにお経を知らないのみか、身分不相応な金を持っていることであった。
風呂供養の話 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
私の母親弓子が発狂した時に口走った事実を綜合すると、そうした伯父の非道な所業は全部事実と思われるばかりでない。
冥土行進曲 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
女を不幸のどん底に落すのも、男の所業だとはわかつてをります。それにしましても、一度は、廻り合ふ幸福の瞬間を、二十九にもなつた女が、てんで味はつてもみないといふ法がございませうか?
緑の星 (新字旧仮名) / 岸田国士(著)
活動写真の評判や朋輩同士のにも毎日の事でもうきている。睡気がさしてもさすがここでは居睡りをするわけにも行かないらしく、いずれも所業なげに時間のたつのを待っているという様子。
つゆのあとさき (新字新仮名) / 永井荷風(著)
やがて接吻がした。天幕にほんのりとあかみがした。が、やがてつて、もやにむやうにえた。所業ではない、人間擧動である。
露宿 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
「お澄さん……私は見事に強請ったね。——強請ったより強請だよ。いや、この時刻だから強盗の所業です。しかし難有い。」
鷭狩 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)