トップ
>
『緑の星』
ふりがな文庫
『
緑の星
(
みどりのほし
)
』
ヨーロッパ通ひの船が印度洋をすぎて、例の紅海にさしかかると、そこではもう、太古以来の沙漠の風が吹き、日が沈む頃には、駱駝の背越しに、モーヴ色の空がはてしなくつづくのが見える。 その時、海の旅にあきた誰れかれの眼に、きまつて妖しく映るのは、地 …
著者
岸田国士
ジャンル
文学 > 日本文学 > 小説 物語
初出
「スタイル読物版 第二巻第二号」1950(昭和25)年2月1日
文字種別
新字旧仮名
読書目安時間
約28分(500文字/分)
朗読目安時間
約47分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
所業
(
しはざ
)
妬
(
や
)
下卑
(
げび
)
仕草
(
しぐさ
)
妖
(
あや
)
怪訝
(
けげん
)
猥
(
みだ
)