“妖”のいろいろな読み方と例文
読み方(ふりがな)割合
あや83.2%
えう5.9%
よう4.2%
あで0.8%
あやか0.8%
ばか0.8%
ばけ0.8%
まど0.8%
まよはし0.8%
わざはひ0.8%
(他:1)1.1%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“妖”を含む作品のジャンル比率
歴史 > 日本史 > 日本史4.6%
文学 > 日本文学 > 小説 物語2.3%
文学 > 日本文学 > 詩歌0.9%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
このあやしげな夢の風景には恐怖などと云うより、もっともっとどうにもならぬ郷愁がらいついてしまっているようなのだ。
鎮魂歌 (新字新仮名) / 原民喜(著)
その着物にこもあやしい鬼気といったようなものを取扱ったのであるが、これも多分に鏡花式の文学分子を含んでいた。
自分と詩との関係 (新字新仮名) / 高村光太郎(著)
えうこそしか、立枯たちがれしげ木原こはら
白羊宮 (旧字旧仮名) / 薄田泣菫薄田淳介(著)
えうこそしか、姫百合ひめゆり木暗こぐれ俯居うつゐ
白羊宮 (旧字旧仮名) / 薄田泣菫薄田淳介(著)
一室ひとま——ここへ入ってからの第二の……第三のようは……………………
開扉一妖帖 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
またこの物語を読みて感ずる処は、事の奇と、もののようなるのみにあらず。
遠野の奇聞 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
厚きしとねの積れる雪と真白き上に、乱畳みだれたためる幾重いくへきぬいろどりを争ひつつ、あでなる姿をこころかずよこたはれるを
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
「田が沼と、濁る浮世に、ごもつとも、天も変るぞ、地にはあやかし」
血煙天明陣 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
老狐らうこ婦女ふぢよばかしていんするもあり、いんせられし女はかならずかみをみだし其処にして熟睡じゆくすいせるがごとし、そのよしをたづぬれども一人も仔細しさいをかたりし女なし、みな前後ぜんごをしらずといふ、しらざるにはあるまじけれども、事をはぢていはざるならん。
ういふと何かおばけの催促をするやうでをかしいけれど、れツたくツてたまらない。
二世の契 (新字旧仮名) / 泉鏡花(著)
芸術のうちにはめ込まれた利己心は、雲雀ひばりどもにたいする鏡であり、弱き者どもをまどわす炬火きょかである。
まよはしのこれ影か夢)
春鳥集 (旧字旧仮名) / 蒲原有明(著)
ここを以ちてあらぶる神の音なひ二二狹蠅さばへなす皆滿ち、萬の物のわざはひ悉におこりき。
ここによろづの神のおとなひは、さばへなす滿ち、萬のわざはひ悉におこりき。
そういう次第ですから亂暴な神の物音は夏の蠅が騷ぐようにいつぱいになり、あらゆる物のわざわいが悉く起りました。
そこで多くの神々の騷ぐ聲は夏の蠅のようにいつぱいになり、あらゆるわざわいがすべて起りました。